目にできる角膜ヘルペスの原因と症状

薬を飲む男性

人の身体の中で粘膜というのは思っている以上にたくさんあります。特に何の理由も無いのに涙が出てくる・眩しさを強く感じる・コロコロする・目が見えにくくなった・充血してしまう、これらの症状が見られた場合に角膜にヘルペスウイルスが感染したのかもしれません。これを角膜ヘルペスといい、同じく粘膜である以上はウイルスが活動するのに最適な場所ということです。コロコロ感や充血を感じたらすぐにでも治療を行なわねばならないのですが、こちらも感染していてもすぐに発症するとは限りません。何年も何十年もの潜伏期間があり、あなたもすでに感染しているかもしれないのです。何しろ全体の約90パーセントは感染していると言われていますから、その確率はとても高いのです。

普段は目の奥の三叉神経節に潜伏しているというヘルペスウイルス、免疫力が低下している時には発症しやすいので要注意です。心身ともに疲れが溜まった時・発熱時には目の異常にも気を配ってやってください。

角膜ヘルペスは上皮型・実質型と二通りあります。上皮型は角膜の一番外側の上皮部分に感染・増殖した場合で、痛みや異物感を感じたり、軽い視力低下も引き起こされます。感染部位の細胞が抜けて樹木の枝のように見えることから樹枝状角膜炎と呼ばれることもあります。病変部を擦り取って検査すれば原因がヘルペスウイルスかどうかはすぐに分かります。何となく視力低下などの症状を感じるという場合、すぐに病院で診てもらうべきです。

角膜の中心層である実質層、ここでウイルスに対する免疫反応が起こって炎症が起こるのが実質型です。免疫反応という人にとって大切な機能が、失明の原因を作り出します。丸く腫れて濁るので円盤状角膜炎とも呼ばれます。上皮型の再発を繰り返した結果、実質型に移行し重症化することもあり早めの対応が必要となるのです。何しろ角膜の濁りが原因で視力回復が難しくなれば失明に繋がっていくかもしれませんから、最終的には角膜移植が必要となるかもしれません。

たとえ一度治療を行っても神経の奥には潜んでいるのですからしばしば再発するのがヘルペスウイルスの厄介なところ、症状が起こるたびにきちんと治療を行うことです。それと共に、規則正しい生活を送って免疫力が低下してしまわないようにしましょう。少なくとも角膜移植といった最終段階にまで至らないよう、その前の段階で早めに対処することです。抗ウイルス薬のアシクロビルやステロイド・抗菌薬の点眼をしていれば症状を抑えることは可能です。角膜ヘルペスも、一度発症したら一生付き合って行く物と思っておいてこれらの薬は常備薬に、ちょっとしたコロコロなどの違和感にいち早く気がついてこれ以上はウイルスが増殖し炎症を起こさないように治療をすることです。ステロイドは正しく使用を行わないと逆に角膜の病変が悪化することもあるので、用法用量を守って自己判断では使わないようにしましょう。

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